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100年を超えるイノベーションの伝統

長期ビジョン「E-Vision2030」

今後10年間、“SDGsをはじめとする社会課題”の解決に事業を通じて持続的に貢献し、社会・環境価値と経済価値を同時に向上させていくことで企業価値を向上させ、グローバルエクセレントカンパニーを目指す

 当社グループ は創業以来 108 年、「熱と誠」の 創業の 精神で技術力と信頼性を強みに社会課題の解決に貢献してきました。今後100 年の人類社会や地球環境を展望すると、特に注目すべきは温暖化現象の悪化による異常気象と自然災害の激甚化、海面上昇による高潮、陸地の浸食、さらには食料や水の資源枯渇等の問題の発生があります。また、高度情報化社会はますます進化し、デジタル社会の加速によりライフスタイルが大きく変化することが予想され、社会を支える半導体の技術革新はさらに進むとともに需要も拡大していくと考えます。
 このように事業環境が見通しにくい中で、更なる成長を続けていくためには、将来のありたい姿を描き、その実現に向けた方針・戦略を明確にすることが不可欠と考え、長期ビジョン「E-Vision2030」を策定しました。

1)E-Vision2030の基本方針
 今後の世界の展望、課題認識及び荏原グループの強みに鑑みると、荏原グループがSDGsをはじめとする社会の課題解決に貢献し、成長していく機会は大きいと考えます。その機会をグローバルにマーケットインの視点で的確に捉え、既存事業の成長と新規事業創出に果敢に挑戦します。

2)E-Vision2030のスローガンと5つのマテリアリティ
 荏原グループは今後も “荏原らしさ”、培われた技術力及び信頼性を強みとして、事業を通じて更に広く社会に貢献し続けていきます。この意思を「技術で、熱く、世界を支える」と表現し、E-Vision2030のスローガンとします。
 また、2030年に向けて荏原グループが解決・改善していく重要課題を「5つのマテリアリティ」として設定し、その実現プロセスを価値創造ストーリーとして策定・実践します。

【5つのマテリアリティとSDGs】
i. 持続可能な社会づくりへの貢献
技術で、熱く「持続可能で地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支える
ii. 進化する豊かな生活づくりへの貢献
技術で、熱く「世界が広く貧困から抜け出す経済発展と、進化する豊かで便利なくらしを実現する産業」を支える
iii. 環境マネジメントの徹底
カーボンニュートラルに向けて、再生可能エネルギーの最大限の利用を含めた、CO2削減を推進する
iv. 人材の活躍促進
「競争し、挑戦する企業風土」を具体化する、多様な社員が働き甲斐と働きやすさを感じて、活躍できる企業グループとする。
v. ガバナンスの更なる革新
成長へのビジョンを描き、グローバルで勝ち続ける経営を後押しする攻めと守りのガバナンスを追及する

3)10年後のありたい姿
 当社グループは、今後 10 年間、SDGs をはじめとする社会課題の解決に資する 5 つのマテリアリティの実現を通じて持続的に貢献し、社会・環境価値と経済価値を同時に向上させていくことで企業価値を向上させることにより、グローバルエクセレントカンパニーを目指します。2030 年における企業価値向上の目安として、時価総額 1 兆円規模を設定します。

<成果目標の代表例>
 ①社会・環境価値
  ・CO2 約 1 億トン相当の温室効果ガスを削減する
  ・世界で 6 億人に水を届ける
  ・最先端の半導体デバイスである 14 オングストローム(100 億分の 1m)世代への挑戦により、
   くらしの進化に寄与する
 ②経済価値
  ・投下資本利益率(ROIC)10.0%以上
  ・売上高 1 兆円規模

4)E-Vision2030の経営戦略
 マテリアリティ実現に向け、以下の経営戦略を設定します。成果達成に向けたプランは中期経営計画(E-Plan)にて詳細化し、成果達成に向けたアクションを継続的に実行します。

① 新規事業・既存事業の戦略
(1)新規事業
新たな事業を開発・市場参入し、マテリアリティ解決に寄与する
(2)既存事業
S&S事業の強化及びメリハリのある事業別戦略を実行する
② 地域別戦略
(1)グローバル市場
経済成長に伴うエネルギー消費や人口の増加、環境問題が悪化する地域へより積極的に事業展開する
(2)国内市場
日本市場が成熟する中、S&Sの拡充や、従来のモノづくりにとらわれない柔軟な事業改革を実践する
③ リソース戦略
 3つの戦略で最適な経営資源の配分を実現する。
(1)財務・投資戦略
既存事業の製品競争力を向上させるための生産設備投資及び新製品開発、或いは生産性改善のための投資を継続的に行う。各事業をP/LとB/Sの両面から定量的に評価し、ROICを最重要経営指標とする。
(2)製造・技術・情報に係る戦略
荏原グループが今後も「技術で、熱く、世界を支える」ために必要な技術の開発や蓄積、並びにこれに資する人材の育成を積極的に継続する。その根幹として、デジタルトランスフォーメーション(DX)を駆使し、業界をリードする効率性の高い経営・事業遂行を実践する。
(3)人的資源に係る戦略
「競争し、挑戦する企業風土」が更に磨かれるように人事システムを発展させ、多様な従業員の働き甲斐と働き易さを両立させることで、最大限に能力が発揮できる環境を整える。
④ 高度なESG経営の実践
 持続可能な社会に向けて、高度なESG経営を実践する。
(1)環境問題への取り組み(E)
温室効果ガス排出を含む環境汚染・負荷の軽減や、水資源の有効活用、資源リサイクルの推進という社会的要請に対して、小型化、高効率化、再利用等の観点から環境負荷の低減を最大限に配慮した製品開発を行う。
一方で、事業活動で生じるエネルギー消費及び廃棄物排出の最少化に努め、再生可能エネルギーの活用最大化を目指す。
(2)社会とのつながり(S)
安全、安心、便利な製品の供給や満足度の高いサービスの提供を行うことによって社会に貢献していく。
加えて、これまで荏原グループが培ってきたスポーツの振興、文化の発展・継承等を通じて社会に貢献していく。
(3)ガバナンス(G)
荏原グループが持続的に成長するために必要な透明・公正で且つ果断に挑戦する経営を実践する。執行にあたっては、いかなる地域においても例外なく法令遵守を徹底するとともに、「荏原らしさ」の実践により高潔な倫理観に基づく企業運営を行う。

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