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計算科学と最適化に関する第5回EOIシンポジウムを開催しました

2020年11月10日

 荏原製作所(以下:荏原)は、10月21日に「The 5th Ebara Open Innovation Symposium on Computational Science & Optimization for Advanced Products & Processes」と題し、国内の著名な先生方をお招きして、「計算科学と最適化による製品およびプロセス革新」に関するシンポジウムをオンライン開催しました。

1. 背景と狙い
 荏原は、技術発展を支える人材を育成するEHU※1の活動を展開しています。EHUが実施する技術人材の育成プログラムの一つである今回のEOI※2シンポジウムは、「技術分野を超えた学術と事業をつなげる産学連携共創の場」と位置付けています。
 2020年6月に世界最速の演算速度を達成した「富岳」に代表されるスーパーコンピューターは、過去約30年において、3~4年で10倍というペースで演算速度の高速化を継続しています。その背景にある技術革新に牽引され、製造業トップクラスの計算機もほぼ同じペースで高速化しています。こうした飛躍的な技術革新により、従来は実現困難であった高精度のシミュレーションによる実験の代替や、数多くの設計から最適解を抽出する最適化、更には、互いに関係する複数の技術分野を含む設計エンジニアリング技術の構築など、ものづくりプロセスと、それに裏付けられた製品開発におけるイノベーションが、高い確度で予見されます。
 本シンポジウムでは、計算科学と最適化技術、また、それらを活用した新たな設計プロセスなど、「ものづくり」と「ことづくり」の最先端の動向を共有し、未来の荏原の技術へ活かす事を目的に開催しました。

2. 概要
 本シンポジウムには、3名の先生方と約130名の従業員が参加しました。3つのセッションでは先生方による計算科学と数値最適化の最前線や、それらがもたらす産業界へのインパクト、そして製品とものづくりプロセスのイノベーションに関する講演が行われました。また荏原の研究者からは、流れの制御によるプロダクト革新や、多目的最適化によるプロセス革新に関する取り組みについて発表がありました。

3. 今後の展開
 荏原のEHUでは、今後も EOIでの共同研究などで関係のある先生をはじめ国内外の研究者を招聘した講演や講習会などを実施し、製品競争力の強化や技術力向上、新規事業の創出につなげていきます。


荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。

【開催履歴】
・第4回EOIシンポジウム「The 4th EBARA Open Innovation Symposium on Post CMP Cleaning Technology」
・第3回EOIシンポジウム「The 3rd EBARA Open Innovation Symposium on Cavitation」
・第2回EOI国際シンポジウム「The 2nd Ebara Open Innovation International Symposium on CMP」
・第1回EOI国際シンポジウム「The 1st Ebara Open Innovation International Symposium on CMP」

※1. EHU(Ebara Hi-tech University)
最先端の知識や技術を学ぶことで、研究者・エンジニアの技術の向上や、新たな研究アイデア創出を推進する取り組み
※2.EOI(Ebara Open Innovation)
若手研究者を外部研究機関内で育成しながら、高度な技術課題解決に関する共同研究を実施していく、独自のオープンイノベーション形態