建築・産業カンパニーは、生活やビジネスに欠かせない給水・空調設備を提供しています。「標準ポンプ」と「冷却塔」は国内トップシェア、日本の集合住宅や工場、商業施設の多くで使用されています。
その製品がいま海を超えて広がっています。海外売上比率は日本国内を逆転し、55%に成長。世界各地で拠点の拡充を進め、荏原の屋台骨を担うカンパニーとして、世界の人々に水を届けています。
いま私たちは「世界で 6 億人に水を届ける」という目標をE-Vision2030で掲げ、その目標達成に向けて取り組んでいます。途上国には上下水道が未整備のエリアもまだ残っています。水が届けばそこに産業が成長し、快適な生活がもたらされる。世界の産業に壁を越える力をもたらすために、私たちは挑み続けます。
日本で磨いてきた優れた品質や省エネ技術。日本のあたり前を、世界のあたり前にしていく。100年を超える歩みの中で研鑽されてきた荏原の技術は、世界をより豊かにする原動力になるはずです。
一方で海外では日本の常識が必ずしも通用しないこともあります。国土面積・都市環境・気候。国民性や文化が異なれば求められる価値も変わる。だからこそ、顧客の視点に立ち、その要求と技術をつなげることが必要です。未知なるニーズから製品とサービスを提供できる人材を育て、世界の各地で新しい水と空気のスタンダードを生み出していきます。