2024年12月03日
見学会の様子
荏原製作所(以下:荏原)は11月19日(火)に、栃木県日光市立鬼怒川小学校の4年生を対象とした鬼怒川上流ダム連携施設(以下:本施設)の現場見学会を開催しました。本施設は、国内で唯一、2つのダムの水量を調整する珍しい施設です。普段はダム下流にある田畑や都市に安定的に水を供給し、洪水・渇水時は流量管理により浸水被害から町を守っています。
荏原は 国土交通省が掲げる「建設産業の担い手確保・育成推進」に賛同し、子どもたちを対象に現場見学会を開催しています。本見学会は、自分たちが暮らす地域にあるダム関連施設や、そこで働く人たちへの理解を深めてもらうこと、そして、普段目に触れることのない大型ポンプなどの設備を直接見ていただき荏原の事業や建設業について興味をもつきっかけとなることを目的としています。
本施設は、五十里ダムと川治ダムを山中のトンネル(導水)でつなぎ、両ダムの水量を調整するものです。五十里ダムは貯水容量が少ないため、水がたまるとトンネルを通じて貯水量の多い川治ダムに水を預けることができ、また、逆に五十里ダムの貯水量が少ない場合は川治ダムから水を送り戻すこともできます。この送水を担っているのが荏原のポンプです。本見学会では、小学生たちが地上から約45m下に設置されているポンプ室へ降りて巨大ポンプに触れながらその役割を学びました。※
本見学会は今回で6回目を迎えました。荏原は、これからも多くのステークホルダーとのコミュニケーションを大切にしてまいります。そして、100年を超える事業活動で培った「精神・知識・技術」を活かし、引き続きお客さまの課題を解決し安心できるインフラ設備の発展に貢献してまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG 重要課題に取り組むことで、 持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
※:鬼怒川上流ダム群連携施設/国土交通省関東地方整備局 の詳細は こちら
参考:【動画】鬼怒川上流ダム群連携施設 探検隊 は こちら