2024年12月13日
荏原製作所(以下:荏原)は、JSEC※が目指す日本の科学技術水準の向上と自発的に考えて課題を見つけ、解決し、さらに展開しようとする若い人材を応援するという活動趣旨に賛同し、「第22回高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC2024)」に協賛しています。
2024年度の「荏原製作所賞」は、東京都 玉川学園高等部 浦口愛彩(ウラグチ マナサ)さん、辻優里香(ツジ ユリカ)さん、新倉里咲(ニイクラ リサ)さんに決定しました。
JSECは、2003年に朝日新聞社の主催で始まった科学技術と数学の自由研究コンテストです。理数教育を充実させることで日本の科学技術水準の向上を目指しています。
荏原は、長期ビジョン「E-Vision2030」において高度なESG経営の実践を掲げています。その一環として、次世代を担うグローバル人材の育成を目指し、JSECを支援するとともに「荏原製作所賞」を設け、特に優れた研究を顕彰しています。
JSEC2024最終審査会が12月7日・8日に開催されました。今年度は、全国173校から過去最高の404研究作品の応募があり、その中から厳選された35作品が最終審査会に進出しました。最終審査では、プレゼンテーションと質疑応答が行われ、大学教授や企業の審査員が各賞を選出しました。
荏原製作所賞 受賞者
タイトル:人工眼球を用いたベンハムのコマの錯視現象の解明
受賞者 :玉川学園高等部 浦口愛彩さん、辻優里香さん、新倉里咲さん
研究概要:
「ベンハムのコマ」の錯視減少解明のため、錯視現象の多様性と目の構造、視覚を担う桿体・錐体細胞の光応答性についての整理や、3Dプリンターを用いた人口眼球を作成により錐体細胞の光応答を模倣し測定を行った。その結果、視覚錯覚の発現とそのメカニズムを定量的に解明する手がかりを得た。これらは錯視現象の理解が深まるだけでなく、視覚錯覚の応用技術や色覚異常の解明への貢献が期待される。
荏原は、科学技術に関わる社会貢献活動を通じて、次世代を担う人材の育成に継続して貢献してまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
第22回 高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC2024)
https://manabu.asahi.com/jsec/