荏原グループは、水と空気と環境の分野で広く社会に貢献することを企業理念とし、世界の国々の発展と社会課題の解決に貢献してきました。100年を超える事業活動で培った『精神・知識・技術』を活かし、荏原グループの長期ビジョンであるE-vision2030に沿って持続可能な社会の構築に寄与する社会貢献活動に真摯に取り組みます。
1. グローバル地域社会の発展に貢献します
事業活動を行う地域社会とコミュニケーションを行い、事業活動以外の社会貢献活動に努めます。例えば、新興国の社会課題を解決すべく、技術者の養成など荏原グループの知識・技術を伝える活動を支援していきます
2. 次世代の担い手への教育支援を行います
荏原グループが得意とする分野において、従業員が小中高生の研究をサポートするなど、持続的な社会の発展に欠かすことのできない次世代の担い手に対し従業員による教育支援活動を行います。また、人材を育成する活動にグローバルで貢献していきます
3. 芸術・文化・スポーツへの支援活動を行います
事業領域以外である芸術・文化・スポーツの支援活動を通じ、物質的な豊かさのみならず心の豊かさにも配慮する社会づくりに貢献していきます。またこれらの活動を行っていく中で、地域社会と密接なコミュニケーションを取り良好な関係を築いていきます
関連するSDGs
当社の「地域社会とともに生きる荏原」という理念のもと、「畠山清二記念荏原基金」を設立し、東南アジアを中心に、荏原グループが事業で培っていた技術や経験を世界中の地域社会の発展に役立てるため、無償の技術セミナーを開催しています。テーマは治水、排水、水道、灌漑など「インフラ整備に必要なポンプ技術」となっています。また近年は冷凍機技術に関連した技術セミナー開催の要望に応えるため、冷凍機技術セミナーも開催しています。
さらに2015年より発展途上地域の大学の「研究・教育に使う最新のポンプが欲しいが予算がない」との声に応えるため、当社のポンプユニットおよびポンプのカットモデルを寄贈する活動を開始しました。
寄贈したポンプのカットモデル
セミナー風景
畠山清二記念荏原基金 ページへ
2015年より本社および富津事業所、藤沢事業所、袖ヶ浦事業所の社員食堂において、2018年からは熊本事業所の社員食堂も加え、5事業所で「社食で社会貢献」活動を実施しています。社員が気軽に参加できる社会貢献として、NPO法人TABLE FOR TWO International/TABLE FOR TWOプログラム*1に参加、“ヘルシーランチを食べる”という寄付とマッチング寄付*2に取り組んでいます。
学校給食を支援することが子どもたちの就学率向上にも寄与しており、将来を担う人材の育成に繋がっています。
関連するSDGs
これまでの寄付状況
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 累計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
給食数(食) | 34,676 | 30,123 | 20,779 | 20,249 | 20,856 | 17,383 | 249,784 |
寄付額(円) | 693,520 | 602,460 | 415,580 | 404,980 | 417,120 | 347,660 | 4,995,680 |
*1
TABLE FOR TWOプログラム:メタボに悩む先進国と、食料不足に苦しむ開発途上国の2つの課題を同時に解決する活動。ヘルシーランチ1食購入につき20円の寄付金が開発途上国の子どもたちの給食1食分として贈られる。
*2
食堂設置の寄付皿1枚(20円)につき、会社が10円、社員が10円を寄付する活動。
2020年度荏原グループ活動紹介記事 世界食糧デーキャンペーンに参加
TABLE FOR TWOサイトへ
日本の絵本に現地語の訳文シールを貼り、アジアの子どもたちに届ける運動を支援しています。全国の荏原グループ従業員が参加し、紛争や貧困のために学校に通うことができない子供や絵本を見たことがない子供たちのために、休憩時間や帰宅後など、それぞれ都合の良い時間に取り組んでいます。毎年春に実施していた活動を2018年度から「9月8日 国際識字デー」前に変更して実施。「絵本を届ける運動」と併せて、識字や教育について考える機会を提供しています。
[2023年度に作業した絵本のタイトル]
「どうろをつくるじどうしゃ」金の星社、「すてきなあまやどり」徳間書店、「ちびゴリラのちびちび」ほるぷ出版、「ジオジオのかんむり」福音館書店、「ぱくぱく はんぶん」福音館書店
関連するSDGs
シャンティ国際ボランティア会サイトへ
世界の識字率サイトへ
絵本/作業キット
作業の様子
寄 付 先 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|---|
古 着 | 日本救援衣料センター | 65.9kg | 134.6kg | 75.4kg |
わかちあいプロジェクト *10kg/箱で換算 |
340kg | - | - | |
余剰カレンダー・手帳 | マザーランド・アカデミー 日本災害救援ボランティア他 |
1,851冊 | 1,341冊 | 2,092冊 |
切 手(使用済) | おおた地域共生ボランティアセンター | 11.2kg | 5.6kg | 5.5kg |
「-」: 新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌に配慮し、中⽌・延期となった活動
荏原グループでは、地域の一員として地域の皆様との交流も大切にしています。
各事業所主催のイベントは、荏原グループ関係者の他、地域の皆様にもご参加いただき開催しています。
富津事業所
藤沢事業所 フレンドシップデー
袖ケ浦事業所
[令和6年1月 能登半島地震]
被災された皆様と地域の復興に役立てていただくため、義援金及び荏原グループ社員による募金活動で集められた義援金1,500万円を日本赤十字社等に寄付いたしました。
[令和5年2月 トルコ・シリア地震]
被災された皆様と地域の復興に役立てていただくため、義援金1,000万円、また、荏原グループ社員による募金活動で集められた義援金を日本赤十字社を通じて寄付いたしました。
[令和2年7月豪雨]
被災された皆様と地域の復旧・復興に役立てていただくため、義援金200万円、また、荏原グループ社員による募金活動で集められた義援金を熊本県へ寄付いたしました。
[令和元年台風第19号]
被災された皆様と地域の復旧・復興に役立てていただくため、義援金500万円、また、荏原グループ社員による募金活動で集められた義援金を日本赤十字社を通じて寄付いたしました。
[令和元年台風第15号]
被災された皆様と地域の復旧・復興に役立てていただくため、義援金200万円を千葉県災害対策本部へ、また、荏原グループ社員による募金活動で集められた義援金は日本赤十字社を通じて寄付いたしました。
[荏原レスキュー]
豪雨災害による浸水は広範囲に被害をもたらし、復旧作業はNGO団体やボランティア、地域の方々が行っています。しかし、現場での判断が各自に委ねられることが多く、復旧方法や費用、時間にばらつきが生じています。その結果、効率的な復旧が難しく、被災者の混乱や負担が増大しています。
このような状況を受けて、2022年に発足した「荏原レスキュー」プロジェクトでは、水害復旧に貢献する新しいビジネスモデルの構築を目指しています。今回、国立信州大学の中谷先生の監修のもと、「住宅における水害対応マニュアル」を制作しました。このマニュアルでは、日常の備えや被災後の応急処置、復旧工事についてイラストで分かりやすく解説し、チェックリストも提供しています。
荏原は、このマニュアルのデータ公開や冊子の寄贈を通じて効率的な復旧を支援します。また、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値の向上に努めています。
神奈川県の森林再生パートナーとして、間伐や草刈りなどの森林保全活動を実施しています。この活動に参加した従業員・家族は、水生生物や山の植物について楽しく学び、水源涵養林の大切さ、森林を守る活動の重要性などについて理解を深めています。
関連するSDGs
神奈川県HP/森林再生 パートナーサイトへ
荏原グループでは、事業への理解を深めていただくと共に次世代を担う人材の育成に貢献するため、小学生から一般の方々まで幅広くインターンシップ、工場見学・企業見学の受入れをしています。
工場見学
職場体験
インターンシップ | 工場見学 | |
---|---|---|
小学生 他 | 0 | 155 |
中学生・高校生 | 9 | 30 |
大学生 他 | 120 | 0 |
計 | 129 | 185 |
*
インターンシップ
一定期間、実務の体験をします。数日間の短期インターンシップや、数か月間に及ぶ長期インターンシップなどがあります。
*
工場見学・企業見学
事業説明、ポンプ等製品の仕組みの説明と共に、工場、職場の見学をします。
参加者集合写真
荏原製作所賞 受賞者
当社では「青少年の創造性開発育成により、将来の科学技術を担う人材を育成し、もって我が国経済の発展に寄与する」という公益社団法人発明協会の青少年創造性開発育成事業の趣旨に賛同し、積極的に活動を支援しています。
その一環として発明協会の主催する全日本少年少女チャレンジコンテストに特別協賛しています。このコンテストを通じて、全国の少年少女にモノづくりの楽しさ、チームワークの大切さ、豊かな発想力と具現力を身につけてもらい、ひいては将来の科学技術を担う人材に成長して欲しいと思っています。
公益社団法人 発明協会 サイトへ
東京羽田ヴィッキーズは、地域に密着したクラブチームとして、Wリーグ公式戦の試合開催や学校・スポーツクラブでのバスケットボールクリニックなど、地域の活性化の一端を担っています。
荏原製作所は、メインスポンサーとして東京羽田ヴィッキーズへの支援を通じ、地域のスポーツ文化の振興はもとより、活力ある街づくりに貢献しています。
東京羽田ヴィッキーズ サイトへ
荏原 畠山美術館は、茶道具を中心に、書画、陶磁、漆芸、能装束など、日本、中国、朝鮮の古美術品を展示公開している私立美術館です。この美術館は荏原製作所の創業者である畠山一清が収集品の文化的価値を鑑み、恒久的な保存を図るとともに、広く一般の研究鑑賞に役立てるために設立しました。収蔵品は、国宝6件、重要文化財33件を含む約1300件です。文化の発展・継承により広く社会に貢献するために荏原 畠山美術館を支援しています。
荏原畠山記念文化財団 サイトへ
重要文化財 躑躅図 尾形光琳筆 江戸時代
重要文化財 赤楽茶碗 銘 雪峯 本阿弥光悦 江戸時代
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