世界中のあらゆる工場で、製品の洗浄や、原料等を温冷却するために、たくさんの水が使われています。そのほかにも、製造装置へ燃料を移送したり、材料の化学薬品を送ったりと多様な液体を移動させる必要があります。
例えば髪の毛を洗うシャンプーを製造する化学工場でも、ポンプはたくさんの役割を担っています。シャンプーの原料となる化学薬品を輸送トラックから受け取り原料タンクへ運び、原料タンクから製造装置へ薬品を移動させ、さらには製造装置を冷やすための水の移送や、生産工程で排出された廃液を処理装置へ送る役割も担います。
またそれぞれの液体は酸性やアルカリ性など多様で、どろどろとした性質のものもあれば金属を摩耗させてしまう異物が混じっている液体もあり状態がさまざまです。工場によって取扱液や圧力、流量、設置方法もそれぞれ違うので、荏原では多様なニーズに合わせた幅広いポンプをラインナップして世界の工場の稼働を支えています。