昨今,中身のよくわからない“ブラックボックス”は増えるばかりであり,このような対象は個人個人で異なるにせよ,その列挙にはいとまがない。
2017年に完工したベトナムのダナン市水道公社(DAWACO)向けに納入したポンプ・施設及びプロジェクトについて紹介する。本件は,日本政府が推進する二国間クレジット制度(JCM)に基づくプロジェクトである。納入したポンプは,荏原製作所が高効率化に特化して開発した当時の最新モデルであり,ベトナムではじめての納入事例となった。
ベトナム工場を紹介 敷地面積28 680 m2を有し,カスタムポンプ製品を主力として生産している。生産された製品は,東南アジアはもとより世界各地へ広がっている。
近年,設備保全においてIoTセンサーを活用した可視化及び監視を行うことで,予防保全を取り組む動きがある。しかし,現状,市場においてこの技術の普及が進んでいない。その理由として,市販のセンサーや状態監視システムが高価であることや導入には専門的知識を要するためと考える。
流動床焼却炉へのごみの供給において,画像処理を用いて給じん量を制御する技術を開発した。焼却炉へ供給されるごみを画像処理することによって得られた情報により給じん量を制御し,焼却炉の燃焼安定性を向上させる技術である。
絞り流路を含む管路系において発生するキャビテーションサージの流体解析を実施した。絞り部の上流と下流に関し,圧力波の伝播を考慮した解析と,非圧縮性流れと仮定した解析を実施した。
内部循環流動床ボイラ層内管の減肉対策として自溶合金溶射を行っているが,燃料由来の塩素に起因した腐食と流動媒体の連続的な衝突による摩耗の相乗効果による腐食摩耗によって,定期的なメンテナンスが必要となっている。
半導体製造技術の進化やデバイスの3次元化に伴い,エッチングや成膜装置に付帯するドライ真空ポンプには,広範囲のプロセスでの安定稼働,小型・省エネルギー性能及びジャストインタイムでの納入が求められる。
1966年頃の藤沢工場
100万kW火力発電所内で活躍する50%容量ボイラ給水ポンプ
長段間流路内の流線と後段羽根車入口の流速分布
真空の領域と用途例
座談会(檜山さん、曽布川さん、後藤さん)
標準ポンプの製品例
座談会(三好さん、佐藤さん、石宇さん、足立さん)
GSO型カットモデル
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