課題・解決方法
北千葉導水路は3つの役割を持つ施設として建設されました。
【治水】
手賀川及び坂川流域の低地部は首都圏へのアクセシビリティがよく、急激に都市化が進みました。その為、地面に雨水が浸み込みにくくなり、浸水被害が顕著となり洪水対策が必要となりました。
【利水】
首都圏に流れている江戸川は人口増加等に伴い水需要が増加しました。広域的水利用の必要性から、水量の豊富な利根川より江戸川へ水を供給する事となりました。
【浄化】
手賀沼は魚類も豊富で漁業や地域の農業に利用する美しい沼でしたが、昭和40年代から始まった沼周辺の都市化により、生活排水やアオコの発生等により沼の水質が悪化しました。その為、利根川の綺麗な水を注水し、手賀沼の水質改善を図ることになりました。